文庫 ロケ地 探訪

◆◆◆ ロケ地 探訪 ◆◆◆



■千葉県 佐倉市

 旧堀田邸 1 −国指定重要文化財−

■志葉のお屋敷として使用




シンケンジャーお友達であるたけちん様と、冬のある早朝から見学ツアーを組んで参りました。
これまた平日の朝だったせいか、誰一人として見学者はおらず。
昼までの半日、まるまる私たちの独占見学とあいなりました(@@)

ちょうど銀英伝の舞台をやっている頃。
この日が初対面とは思えないほど、たけちん様とは意気投合。
二人でシンケンジャーの妄想に浸る、それは楽しい時間を過ごさせて頂きました。








遂に来てしまいました!!
志葉家です!丈瑠のお家ですよ〜!!

まずは、お馴染の門です。
もしかしたら、黒子ちゃんが、どこかでお掃除しているかも?



門から、志葉邸の玄関までを見通しました。
ここで丈瑠は育ったんですね〜A^^;)
なんとも感慨深いです。



門を内側から見ると、こうなっています。
ちゃんと門番さんの住む場所があります。長屋門ではないみたいですね?
きっと黒子ちゃんたちが交代で詰めて、志葉家を外道衆から守っているのでしょう(^^)
なんだか、千明が入り浸りそうな気もしますが。
もしかしたら、丈瑠は足を踏み入れたこともないかな?殿さまですものね。

ちなみに、門は正式には冠木門、塀は笠木塀、門番所になります。



外に建っている蔵です。
きっと、黒子ちゃんたちが使用する志葉家家紋入りの幕とか、煙玉とかが、入っているのでしょう。


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いよいよ、志葉家の玄関です。
第一幕でも、最終幕でも、いつでも丈瑠と爺が立っていた場所。
式台に踏み込む足が、嬉しくてるんるんしています(^^)



玄関に置いてある鶴の屏風。
懐かしい〜(ToT)



こちらは、その裏側です。
裏側もなかなかのものじゃありませんか?



さてさて。
上の屏風のある玄関から出入りできるのは、実は、殿さまや侍たち、お客様だけなんです。
それ以外の家族は、屏風のある玄関の右隣にあるこちらからどうぞ。

つまり、爺が日常に使用する玄関も、こちらになるのでしょうね。
使用人=黒子ちゃんや、業者・御用聞き=昔の源太?などは、別にまだ入り口があったりします。
玄関が三つも並んでいて、使い分けされているのです。

やっぱり丈瑠は、なみの育ち方はしていないようですね。
さすが、殿さま!!
でも、こちらの家族用玄関だって、十分に立派な玄関ですよね(^^)



入ってすぐにあった看板。
シンケンジャーで使用したよ!との告知板です。
他にも、いろいろな撮影に使われているのですね。

「ようこそ!!侍戦隊シンケンジャー本部 志葉邸へ」
とありますから、志葉邸としてお話しして構わないのですね♪


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さて、これ以降、志葉家の中をご案内しますが、
もしかしたら、かなりの嘘が含まれているかもしれません。
(まあ、志葉家とか言っている時点で既に………ですが A^^;)
なにしろ、行ったのはもう半年以上前。
その間、写真整理もせずに放置していたので、かなり記憶が怪しいのです。

それでも、とりあえず、志葉のお屋敷探訪に出発します♪
間違っていたら、ごめんなさい。m(__)m


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玄関棟の家族玄関から入り、中の口で入場料を支払って、六畳の間へと直進すると
左に見えてくるのが、こちらの写真にある応接の間。
鎧が飾ってあります。
なんとなく、奥座敷の赤い鎧を思い出させます。



六畳の間を右に曲がり、応接の間を背にして、畳廊下に入ります。
まだ玄関棟です。

畳廊下の左側は、赤い毛氈が敷かれた、長い縁側になっております。

畳廊下の右側は手前から、家丁詰所、家従詰所、家令詰所と続きます。
こちらの詰所のさらに右手奥には、家族や使用人玄関から直接入れる対面所やトイレもあります。
黒子ちゃんたちが、御用聞きさんや業者さんと会うのは、こちらなんですね。

ここのトイレなど、それこそ、丈瑠が今まで一歩も足を踏み入れたことのない場所でしょう。

彦馬さんも、事務仕事をするときは、ここの家令詰所にいたと思われます。


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せっかくですから、ちょっと簡単な解説です。

志葉家が明治期に伯爵家だった時を例に解説します。
(え?伯爵家!?と驚愕された方。志葉を堀田と読み替えれば史実です)

・家令………志葉本家に一人。当主の命を受けて、家務全体を総括し、家従以下の採用を決定する。
        つまり、丹波さんみたいな人ですね。
・家扶………各お屋敷に一人。家令を助け、財務を主として、家務を処理。
        つまり、志葉本家の家扶は、丹波さんが兼任しているか、他に誰かいたのかも知れません。
        そして、丈瑠のいる志葉家の家扶は、彦馬さんになりますね(^^)
        丹波さんの存在が知られていない時は、家令として振舞っていたのでしょう。
        丈瑠のいる志葉家では、丹波さんがいなかったのですから、それで問題ないです。
・家従………それぞれの屋敷に二人ずつ。
        家令・家扶の命を受けて、殿さまのお側御用、財務の実務、家の修理保全、庭の管理、
        物品の購入保管、そして門番、馬丁の採用や、出入り業者の採用などを担当。
        これって、きっと黒子頭のお仕事ですよね。
        戦闘関係と、雑務関係で、一人ずついたんでしょうか。
        朔太郎さんは、雑務関係の家従さんかな?
・家丁………それ以外の人々。その他大勢の黒子ちゃんたちですね、きっと。
        一般的なお仕事をする人もいれば、それぞれの専門性を生かして、板前さんや
        庭師さんやお医者さん、看護師さん、いろいろいるのでしょう。

そう言う訳で、このような方々が職務上詰めている場所が、玄関棟です。


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爺が書き物をしている家令詰所あたりで、畳廊下から縁側に出て、振り返ってみたところです。
左側に畳廊下が延びており、右側が庭になっています。
縁側の向かいに見える建物は、この後に行きます座敷棟です。
ぽかぽかと陽射しのやさしい、とても素敵な縁側です。



この縁側の前のお庭です。
とても風情がありますよね。

お客様がいない時など、黒子ちゃんがここで休憩していたかも知れないですね。
このお庭の中ほどに見える柵の向こうも、もちろん志葉家の敷地です。
とーっても広いんですよ、志葉家は(^^)



さて、縁側の突きあたりで、縁側と並走している畳廊下に戻ります。
畳廊下は、まだ真っ直ぐ先に続いておりますが、爺の横顔を見ながら、畳廊下を左に折れます。

ここは渡り廊下になっていますが、壁も屋根も窓もあり、畳も敷いてある廊下です。
この写真では見えませんが、廊下の右側には、トイレがあります。
渡り廊下の正面には引き戸が見えますが、あの向こうが、座敷棟になります。



渡り廊下を進んで座敷棟に入りました。
座敷棟は、お客様を迎える場所です。

うちのサイトの丈瑠の部屋は、イメージ的には、もっと奥の
もっと複雑な場所にあることになっております。
なにしろ、玄関棟との間に、シンケンジャーメンバーがいつもたむろ?していた『奥座敷』が
存在しますので。

でも一応、部屋の作りとしては、丈瑠のいる奥屋敷のつもりで見て下さい(←おいっ A^^;)
但し、渡り廊下の構造は、これではありません。
(すみません。私の妄想と現実の解説がぐちゃぐちゃになっていますね)

この畳の廊下は、入側と言います。
入側の右側に、祠堂の上の間、次の間があります。
左側の手前に次の間、その奥に客座敷が続きます。



こちらは、廊下の右側の祠堂を、次の間に入って、上の間越しにみた写真です。
志葉家代々の位牌などが奉られていたのでしょうか。
鴨居の上にある釘隠しの意匠は、志葉家の家紋となります。
そう見えますよね!?桐じゃありませんよ(笑)



今度は、入側(畳廊下)の左側を見ます。
そこには、また入側(畳廊下)が続いています。
これは、次の間、客座敷の北側を通る、廊下のような、控室のような場所です。



上の写真の入側(畳廊下)には、入らず、そのまま歩いて来た入側(畳廊下)を直進します。
すると、今度は左に、次の間、その奥に客座敷が見えてきます。



次の間に足を踏み入れて、左(北)側を見ると、先ほど見ていた
廊下のような、控室のような入側(畳廊下)が見えます。



さらに歩を進めて、客座敷に侵入します。
はっ!?
この部屋は、どこかで見覚えが!?
そうです。姫が怪我をしてお休みになられていた部屋です。



そしてこの客座敷の北側を見れば………かむろちゃんが居ました♪
そうです!
このかむろちゃんのいた場所に、丹波がこけていたんですよ!!
わかりますか?
そして、そして!!ほら、そこに!かむろちゃんの左前あたりに、丈瑠が座っていたんです〜



ちなみに、私とたけちん様にとっては、
●薫の寝ていた部屋〜
●ここに丈瑠が正座していた〜
だったですが………

世間一般からすると、NHKドラマ「坂の上の雲」のお部屋なのかな?

ところで、この部屋はとてもよく似ていますが、撮影で使われていた丈瑠の部屋ではないんですね。
襖の柄や、畳の敷き方、飾棚の形状が違うのです。
でも、うちの丈瑠はこの部屋に住んでいたことにしておきます。



さて、客座敷の床の間を背にして振り返ります。
左側に縁側が見えます。



縁側に出てみました。
古いガラスの戸が並んでいます。

ここは、丈瑠の部屋の想定ですから
この縁側は丈瑠の部屋の、丈瑠個人のみ使用の縁側となります。
黒子ちゃんが用事で来る時は、入側(畳廊下)から来ることが多いようです。
トイレもお風呂も、洗面所も、丈瑠のプライベートに必要なものは、全てここに揃っています。
但し、食事の間は別です。
侍たちは、渡り廊下から先の丈瑠のプライベートエリアには、入ることを禁じられています。



丈瑠の部屋から見える景色1
このお庭には、侍たちも廻って来られないようになっています。



丈瑠の部屋から見える景色2
志葉の広大な庭を、奥まで見通せます。
でも、何気に斜めになっていて、外からはわかりにくくなっています。



縁側を延々、戻ります。



縁側の突き当り。渡り廊下から続く入側(畳廊下)の突端に着きました。
手前が、座敷棟の入側(畳廊下)。
引き戸の向こうが、畳敷きの渡り廊下です。
右側が、座敷棟の次の間。
左側が、祠堂になります。

ここを進み、再び玄関棟に戻ります。


以下、旧堀田邸 2 に続きます。



2011年 冬 撮影

2011.08.17 UP

旧堀田邸 2

















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