◆◆◆ ロケ地 探訪 ◆◆◆
■千葉県 佐倉市
旧堀田邸 2 −国指定重要文化財−
■志葉のお屋敷として使用
旧堀田邸見学の2です。
志葉邸 妄想見学記録となっております(笑)。
畳廊下の突き当たりで玄関棟を抜けて、いよいよ待望の(??)居間棟に入ります。
こここそが、シンケンジャーメンバーが日常に生活をしていた場所です。
さて、この畳廊下の突き当たりで右を向くと、階段がありました。
志葉家の居間棟は二階建てなんですね。
でも、残念なことに、二階には行けませんでした。
公開日は限定されているらしいです。
今度は、公開日に行かねば!?
資料によりますと、二階にも立派なお部屋が四室あります。
パンフレットでは、上の間と次の間になっていますが
別の資料では、上の間は、御上の間となっており、そう書かれるとまた、印象がちがいますね(^^)
多分、御上の間とは殿さまのお部屋だったということでしょう。
畳廊下の突き当りは、居間棟の居間に通じる次の間になっています。
これは、次の間から、居間を見たところ。
丈瑠が闘いとは関係ない時、そして私室に籠らない時に、過ごしていた場所でしょうか。
この隣辺りに、丈瑠が一人で食事をする食事の間などもあったと妄想しています。
(シンケンジャーメンバーと食べる時は、奥座敷ですから)
居間に入って、床の間を正面に見て右側にあるお部屋、役女詰所です。
役女………ですが、爺の私室ということにしておきます。
ちょっと他の部屋とふすま紙などの雰囲気が違っています。
女性の部屋のせいか、品が良く、落ち付いた中にも、華やかさのある佇まいになっているのでしょう。
この写真を撮っているのは、居間棟・次の間の北側にあるタンス部屋からになります。
まさに居間棟は、旧堀田家の殿さまご家族のエリアだったという訳ですね。
役女詰所のさらに奥にある寝の間です。
爺の寝室となります。
奥の押し入れに、お布団が入っているのでしょう。
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さて、居間から、居間の左側にある縁側越しにお庭を眺めてみます。
おお!?
ここは、まさか!?
急いで、縁側の端に戻って、縁側を見てみますと!?
こここそは、丈瑠がよく座って、獅子折神と遊んでいた場所です。
午前中の陽射しですと、こんな風に影が射して見えるんですね。
日本家屋らしい、光と影の風景です(^^)
縁側を少し進んで、改めてお庭拝見。
流ノ介たちが、一生懸命、稽古に励んでいた庭です。
こちらは、第一幕で爺が弓矢を持って、丈瑠のもとに駆け付けた、渡り廊下です。
縁側の端まで行って、振り返ってお庭を見ます。
ここに一列にキャンバスを立てて、侍たちはモヂカラの稽古をしていました。
向こう側に見える建物の壁は、渡り廊下と、それに続く座敷棟のものです。
右から、祠堂、渡り廊下、渡り廊下の横のトイレとなります。
侍たちが稽古をしている時
丈瑠と爺は、このあたりにいたことが多かったですよね(^^)
もう一度お庭を眺めます。
飛び石の向こう側、写真の真ん中あたりにある庭石は、
第六幕 悪口王 で
剣の稽古中、千明がことはにやられて、尻餅をついたあたりですね。
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縁側を端から奥へと歩いて行きます。
正面で廊下は、左奥135°斜め接続の渡り廊下と、
右横90°接続の居間棟西側廊下へと、分かれます。
こちらは、左奥135°の角度で曲がる渡り廊下の方。
この先は、書斎棟となっておりますが、通常は非公開です。
渡り廊下は、片側しか壁がなく、反対側は戸を閉めない限り、解放状態です。
そして天井は網代になっています。
解説書によると、書斎棟は、襖などにちょっとエキゾチックな色や文様の紙が使用されているようです。
水やなどもあり、写真で見る限り、明るくてなかなかいい雰囲気の部屋なので、そのまま丈瑠の部屋にしたいです。
丈瑠のプライベートエリアの、屋敷内での相対位置関係としては、ここらあたりを想定しています。
(部屋の中の詳細は、判明済みの座敷棟を想定)
つまり、玄関棟、居間棟、そして奥座敷、丈瑠の部屋という具合の並びです。
直線的ではないのですが、繋がりとしては、そういうイメージ。
爺の部屋は、丈瑠の部屋に他のエリアを介さずに行けます。
かつては、居間棟の北側に延びる渡り廊下の先に、使用人棟(女中部屋や台所など)がありました。
それと同じようなイメージで、家臣棟を作り、そこに侍たちの部屋やお風呂、洗面所があることにします。
さて、こちらは、右横90°の角度で曲がる廊下の先です。
見て判る通り、その先でさらに左に曲がって、居間棟の裏方向へと続きます。
障子が開いて見えているのは、先ほど見た、役女詰所の先に位置する爺の寝室です。
この廊下を、消火器の辺りまで行って、振り返ったのが次の写真です。
ここがどこかわかりますか?
第四十一幕 贈言葉で、怪我をした丈瑠が、夜中に、ことはと爺の会話を聞いていた場所です。
あの撮影の時は、右側の板戸が全て閉まった状態だったようです。
丈瑠は左側の壁にひっついて、盗み聞きをしていました。
ちなみに、この奥に進みますと………
トイレがあるので(それもウォシュレット)、あの時の丈瑠は、トイレの帰りだったのでしょうか?
でも、丈瑠のプライベートエリアには、専用のトイレがあるはずなのです。(もちろん、ウォシュレットでしょう)
ああ!影武者なのが辛くて、爺の所に泣きつきにきたんですね!?
それなのに、爺がいないから、お屋敷の中を彷徨って………(笑)
本当は、ことはの笛の音に惹かれて、やってきたのでしょう。
丈瑠が盗み聞きをしていた廊下から、裏中庭を臨みます。
向こうに見えるのは、書斎棟の裏(北側)です。
爺の寝室からは、寝ながらにして、丈瑠のプライベートエリア裏側が見えるという構造です。
丈瑠が夜更かししているのが、爺には判ってしまうのです。
ここが、現存する旧堀田邸の最奥となります。
私はお話を書く時に、建物の構造、間取りなどを想定せずにはいられないので
(実は既に描いてあります A^^;)どうしても、いろいろと考えてしまうのですよね。
シンケンジャーは、かなりしっかり建物構造を想定していたように感じます。
番組を見ていて、それほど矛盾を感じませんでしたから。
侍たちが、丈瑠のプライベートエリアに入らないというのも、本編でそうなっていますよね。
不文律という雰囲気でしたが。
例外は二つ。
ことはが、殿を見舞った時(これは彦馬さん公認)と、
雑誌を見てほしい源太とそれを追い掛けて茉子が来た時(彦馬さん非公認のため、すぐに追い出される)ですね。
さて、この先はないので、玄関棟に戻ります。
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玄関棟に戻って来ました。
先ほどは、玄関奥の六畳の間を右に折れて、畳廊下に入りました。
今度は六畳の間を突きぬけて、南側の赤い毛氈が敷かれた縁側に出ます。
その縁側を左に曲がると、そこは、湯殿に通じる板廊下が延々続きます。
途中で右に角度を持って接続されています。
突き当った部屋は、化粧の間です。
鴨居がやたら低くて、丈瑠はかなり屈みこまないと、通れなかったでしょう。
入ってみると、ピンクの部屋です。
化粧の間だから??
それとも、光の加減でしょうか?
下の写真の左端の壁を見ると白いので、光線の加減が正解かな?
化粧の間の左に、湯殿があります。
化粧の間の前から、赤毛氈の縁側を臨みます。
これで、志葉邸の内部は終わりです。
お疲れさまでした。
次はお庭です。
以下、旧堀田邸 3 に続きます。
2011 冬 撮影
2011.08.20 UP