文庫 ロケ地 探訪

◆◆◆ ロケ地 探訪 ◆◆◆



■東京

 撮影専用の日本家屋 1  −玄関・客間−

■折神盗難、密談場所 として使用




そこそこ寒くなってきた頃、この撮影専用のお屋敷を訪ねることができました。
ちょうど訪ねた時は、お天気も良く、見学させて頂くには、嬉しい日和でした♪

このお屋敷は、都心のど真ん中に位置します(私のお話の中の志葉家と同様ですね♪)。
大正時代からのお屋敷で、お庭もとても広い(敷地480坪・建坪110坪)素敵な場所です。

今回の撮影は、たけちん様のお陰で、撮影することが可能になりました(^^)
たけちん様、どうもありがとうございました m(__)m











まずは、表門からです。
立派な門ですよね〜。





門から、お屋敷の玄関までを見通したところです。
この佇まいも素敵ではありませんか?

玄関の横の植栽が、とても素晴らしいです。





門塀の土台は、このようになっております。
土台って、もっともっさりした形が多いような気もしますが
この、すっきりとした形がいいですね♪

所々に穴があいているのは、風通し用?水はけ用?





門を入りきったところで、振り返ります。
門は内側から見ると、このような感じです。


----------------------------------------------------------------------------


さてさて………
なんとなく、見たことあるような、ないような………そんな写真ばかりが続いて、
読んで頂いてる方には、??ですよね。

志葉家の門としてでしたら、旧堀田邸の方が立派ですし、お屋敷も同様では?
(なにしろあちらは、国の重要文化財ですから)
それなのに、ここは何?………と、思う方も多いでしょう。

多分、撮影の都合なのでしょうが、旧堀田邸では撮影できないシーンを
こちらで撮影していたようです。

それも、撮影の都合でたまたまこちらになる………とかだけではなく、
志葉家のこの部屋は、こちらのお屋敷で撮影………等と、決まっているものも多かったようです。

シンケンジャーだけでなく、ゴーカイジャーでも、このお屋敷を使用したシーンを見かけました。
他のドラマでも、かなり頻繁に使われています。





お屋敷に近寄って参りますと、緑が一層、目に鮮やか。
良いですね♪
こういうお家に住んでみたい………と思いますが、お手入れがかなり大変そうです。
暑さはともかく、寒さもかなり厳しそうでした。

門は西向きで、玄関は、南向きになっております。

お屋敷の西側は、奥の方まで続いています。





さて、ここですね。
ここは、記憶にも新しい(←何基準?)、あのシーンです。

『仮面ライダーディケイド』

第二十四話 見参侍戦隊


これの一番初めのシーンに出てきた場所です。

いや、仮面ライダーなんか、知らないし………という方には

『侍戦隊シンケンジャー』

第二十幕 海老折神変化


の、お話が終わった後の、おまけ映像でもOK。
最後のCM後の「おどろきのてんかい」A^^;)で、出てきます。


なんとなく、思い出して頂けたら、嬉しいです♪

ことはの誕生会用に、お寿司を届けがてら、海老折神のお披露目に来た源太。
みんなが、まだパーティの余韻に浸っている時、源太はもう帰り支度です。

志葉家の玄関先から出てきたら………
なんと、源太の屋台から、ちょうど烏賊折神を盗み出そうとしていた男と鉢合わせをしたのです。
男は「通りすがりの仮面ライダー」と名乗って、消えて行きます。

もちろん男は、ディケイドではなく、ディエンドの方だったのですが………
(ちなみにディケイドは次回のライダー大戦の親玉です:多分A^^;)


ちなみに、この仮面ライダーディケイドの第二十四話、第二十五話は、
丈瑠と爺のラブラブモードが全開なので
見られたことがない方は、是非とも、視聴されることをお勧めします。
損はしないはずです(^^) 爺殿ファンならば。
『仮面ライダーディケイド』………というより、『侍戦隊シンケンジャー番外編』!?というほどに、
丈瑠たちがたくさん出て来ますヨ♪





さて、玄関の奥は、お庭に繋がっています。
お庭はかなり広いです。

・客間用の塀で囲まれた庭
・居間の前に拡がる庭(奥行きがかなりあります)
・裏庭

などです。

この写真の、玄関から続く竹垣、建仁寺垣と、それに続いて少しだけ見える四つ目垣に
囲まれている内側が、この後に紹介する客間の、囲われた庭です。

ずっと奥の正面に見えるのは、居間などの前に拡がる庭の、はるか奥の方です。


            







それでは、玄関からお屋敷に入ります。





ここは撮影に使われていませんが、右奥に見える、奥の棟に渡る廊下の周辺は
いろいろなドラマで使われているようです。

シンケンジャーでは、使用されていなかったと思います。





玄関を上がると、右側に折れます。
丁度、この写真を撮影した場所の左側に、これから紹介する部屋があります。





別棟に渡る廊下を少し進んでから、振り返ってみます。
左奥に見える部屋が、これから紹介する部屋−多分、客間−の控えの間です。





上の写真の、左側に見えていた廊下に入り、客間の控えを見ます。
三畳ほどでしょうか。

正面の庭に見える建仁寺垣は、先ほど玄関の横にあった建仁寺垣の裏側になります。





控えの間には入らず、そのまま短い廊下を直進すると、この客間に入ります。
大正時代のままのお屋敷ですので、かなり古びております。
しかし、天井は高いです。

床の間には、猫の置物!?
なんだか、殿が喜びそうですね♪





床の間の反対側を見ると、建仁寺垣と四つ目垣と土塀(土塀は見えていません)に囲われた庭が見えてきます。

どこか見覚えがありませんか。
このお庭………





こうすれば、さらにはっきりと………!?
そうです!!

第四十五幕 影武者

志葉家十七代目当主が、丹波やその時代のシンケンジャーたちと、密談をしていた部屋です。

ちょうど、この写真の正面の庭に、呼ばれて来た彦馬が、ひざまずいていました。

もちろん、密談内容は
「弱体化したシンケンジャー。このままではドウコクを倒せない。どうしたらいいのか」
ということです。

「このままでは志葉家断絶!この世も滅びてしまいます!」
「封印の文字を習得されるまで、どこかにお隠れになって………」
そう十七代目に詰め寄るのは、あれはきっと先代シンケンジャーのブルーかグリーンですよね?
黒子とは思えませんものねぇ。
まあ、丈瑠の実父みたいな人たちがいましたので、あのような人と言うこともできますが………

そこで丹波が言います。
「シンケンレッド抜きでは闘えない!」
常にそう言い続けてきた丹波。
外道衆との闘いの厳しさをつぶさに見てきた丹波は、この真実を痛いほど知っていたのでしょう。

共に闘っていたシンケンジャー達よりも、横で冷静に見ていた丹波の方が、見えていたのかも知れません。
シンケンレッドがいなければ、そもそもドウコクとの闘いは成立しない………と。

そして、家臣たちに言われるまでもなく、この後をどうしたらいいのかを十七代目と考え続けてきたのでしょう。

十七代目は言います。
「私は、戦い抜くしかない」
志葉家当主として、シンケンレッドとして生まれてきたからには、当然の選択。
「希望は、まもなく産まれてくる子供に………」

しかし、間髪を入れず言われてしまいます。
「そんな悠長な!」
「ドウコクが待ってくれるとは、到底思えません!!」

そして出てきた、最後の切り札。
『影武者』
でした。

真実の『志葉家十八代目当主』が育つまでの間、外道衆に標的になって貰うための『偽の当主』
既に準備が進められていた、その『影武者』作戦の遂行は、
この時、ここで、改めて、日下部彦馬に一任されたのです。





丁度、この写真の正面あたりに、十七代目当主が立って、悲愴な覚悟を語っておりました。

ちょっと印象が違って見えるのは、実はあの時の撮影では、
この写真で見えている縁側や、向こうの庭は、見えていなかったからです。
障子が全て閉まっていました。

DVDを見なおされてみると、よくわかると思います。





床の間の反対側にある障子のみが解放され、庭が見えていました。
こちらの障子の外には、縁側はありません。

この庭に、彦馬が呼ばれて現れるのですよね。

この建仁寺垣の向こうは、玄関です。





庭の東側には、このような屋根付きの土塀が設けられています。
正面の小部屋は、もしかするとトイレ?あるいは、物置?





閉まっていたはずの障子を背にして、
右側に、床の間。
左側に、彦馬がいた庭。
とすると、部屋はこのようになります。

左奥の部屋が、三畳の控えの間。
右奥が玄関に続く廊下です。

この右奥の玄関の横には、水屋のような場所がありました。
茶室には見えないですが、茶室として使っていたかも知れないですね。





閉まっていた障子の向こう側の縁側に出てみます。
左奥に、扉が………
こちらがトイレかしら?

そして、その向こう側に見えるのは………





こちらになります。
次回、詳細にご紹介しますが、何度も見たあのシーンに登場する庭です。





こちらは、居間の前の庭の奥側。





特に何がある訳でもないですが、こんな庭が続いています。





最後に、もう一度、客間から見た庭です。

「もう影武者の準備はしてある」
という丹波の言葉に、ひざまずく彦馬。

この部屋から、
『志葉丈瑠』の運命は回り始めたのかと思うと、感慨深いです。

ここが、志葉丈瑠という人間の、全ての始まり………だったのですね。










2011年 秋 撮影

2012.04.01 UP










撮影専用の日本家屋 2




文庫 ロケ地 探訪