◆◆◆ ロケ地 探訪 ◆◆◆
■東京
撮影専用の日本家屋 3 −和室・廊下・風呂−
■志葉家 として使用
撮影専用の日本家屋 3 です。
もう一度
北東端の部屋から、丈瑠の部屋を見たところ。
次に、丈瑠の部屋から、西側隣の八畳間を見たところです。
その西側の八畳間から北側の十畳間に入り、振り返ってみたところ。
この三室(丈瑠の部屋、その西側の八畳間、その北側の十畳間)が、以下で連続で使用されています。
第十七幕 寿司侍
イサギツネの妖術:鏡映しの術中に置かれた丈瑠。
しかし丈瑠は、通常は感知し得ないイサギツネの気配を感じ取り、
屋敷内に外道衆がいると思い、刀を振りまわします。
その時のお部屋がこちら。
まず丈瑠は、自室で、床の間を背にして書道の練習をしていたのですが
床の間の掛け軸に、イサギツネの視線を感じ、掛け軸を切り裂きます。
その後、西隣の南側八畳との間の襖を開けて、八畳間に入ります。
「どこだ!!」
そう叫びながら、丈瑠は今度は、上の写真の手前にある襖を開けて、
北側十畳間(私がこの写真を撮っている部屋)にも入ってきます。
そこで、刀を振りまわしながら
「どこにいる!?」
と、再び叫び、そのまま北廊下まで出ます。
ちなみに、撮影の時、室内にあった調度、家具は、全て片付けたようです。
私が見学させて頂いた時は、北側十畳間には、ソファ等が置いてあったため
あまりに映像とイメージが異なるので、その写真は、ここには載せないでおきます。
しかし、昔の日本家屋は、このように和室がいくつもくっついた構造でしたね。
和室が六つ、八つ、襖のみを境にくっついており、襖が閉まっていると
自分がどこにいるのかわからなくなり、家の中で迷子になってしまう………父の実家で、覚えがあります。
こちらの、南側庭からの写真で、もう一度説明しますと、
丈瑠は、手前右側の部屋(丈瑠の部屋)から、手前左側の部屋(南側八畳間)に入り、
左側奥の部屋(北側十畳間)に行って、そのまま裏に付きぬけ、北側廊下に出たのです。
それでは
丈瑠の部屋から北側隣の八畳間(こちらの部屋ですが、案内では八畳間ということになっているのですが
どう見ても、六畳間なんですよね………??)に入ります。
八畳間を通り抜け、北廊下に出て右側を見ると、こんな感じです。
丈瑠は、西隣の十畳間から廊下に出ましたので、その一部屋分だけ、映像より廊下が短くなっています。
丈瑠は荒い息のまま暗い廊下に佇み、外道衆の気配がするのに相手がみつからないことに、戸惑います。
シンケンジャー内では、廊下突き当たりの扉が、板戸ではなく襖戸になっていました。
あれは、別の扉を置いたのでしょうか?
この後、シンケンマルを持った丈瑠が、縁側や庭をうろつくシーンでは
映像は、既に旧堀田邸に切り替わっています。
やはり芸が細かいです、東映さん。
さて、同じ場所から、今度は北廊下の左側(西側)を見通します。
南廊下と同様、長い廊下が続いています。
この廊下を進み、突き当りで左に曲がって、そのまま直進すれば、玄関に戻ることができます。
北廊下から外に顔を出すと、目の前に、北側に張り出した棟が見えます。
こちらは、洗面所とトイレです。
さらに庭の方に目を向けると、こちらは裏庭になるのですが、かなりの広さの庭が拡がっています。
今時の都心部では考えられないほど、北側にさえ余裕を持って建てられたお屋敷です。
小さな花壇もあり、きれいに花が咲いていました。
大きな石と小さな石を並べて縁取りされた花壇は、見ていると、何故だか微笑ましくなってきます。
花壇を手入れされている方の、心遣い。
それを黒子ちゃんになぞらえると、ますます、嬉しくなってきてしまいます。
お庭は、南も北も、かなりの広さがあり、
私たちが訪れた時も、お庭のお手入れをされている方がいらっしゃいました。
志葉家はもちろんですが、丈瑠の実家も、庭の維持には、かなりのお金が掛かっていたのでは………と、思います。
雑草を引き抜くだけでも、結構な労働だと思うのですよね。
裏庭に降りて、トイレのある棟の奥(西側)に向かって進みます。
すると、奥にも、トイレとは別の、北側に突き出た棟が見えてきます。
ここは、風呂場と脱衣所&洗面所になります。
さらに、上を見上げると、風呂棟の向こうに
高い建物が見えるのがわかりますでしょうか?
こちらは、土蔵です。
高さから考えても、かなり立派な土蔵です。
それも、これは室内から繋がっている内蔵(うちぐら)になります。
私のお話の志葉家のお屋敷内には、内蔵がたくさんあり、ストーリーにも頻出するので、
ここでそういう構造を見ることができて、とても嬉しかったです♪
トイレの棟と、風呂棟の間に見える、北側廊下です。
ガラス戸の向こう、障子が唯一開いている部分から、北側和室の並びで一番西側に位置する六畳間が見えます。
六畳間には、洋式のダイニングセットが置かれていました。
その六畳と、その向こうの八畳間を通して、南の庭が、ここからも見えます。
昔の日本家屋は本当に、あちこち、見通しがいいですねぇ。
さて、ここまでで裏庭探索は終わり、元の北東端の部屋の北廊下まで戻ります。
裏庭に立って、北廊下を介して、
北側八畳間、丈瑠の部屋、南廊下、そして南側の庭を素通しで見たところです。
北廊下にあがり、玄関方向に戻って行きます。
先ほど、裏庭から見えたダイニングセットのある六畳間から、
北廊下を介して、風呂棟を見たところ。
北廊下を突き当り直前まで来て、右側に接続している風呂棟に入ります。
おお!?
ここは、見覚えありまくり!?ではないですか!?
第六幕 悪口王
千明に作ったしっぷを、顔と廊下にぶちまけてしまったことはが、
顔を洗っているシーンで使われていました。
千明も横にいて、二人で話をするシーンです。
この頃はまだ、千明は剣の腕もいまひとつで、ことはにも勝つことができませんでした。
シンケンジャーの映像では、右側の窓が開いていて
向かいにある、トイレ棟の外壁が見えています(^^)
窓の桟部分には、いくつもの歯ブラシやコップも置いてありました。
家臣が顔を洗ったり、歯磨きをするのは、この洗面所なのでしょうか?
実際は、ここは風呂場の脱衣所なのですが、シンケンジャーでは、そういう設定ではないらしく
背後には、立派な花瓶と、豪華な?花も活けられていました。
きっと『家臣棟』の洗面専用の場所設定なのでしょうか?
そう言えば、桟には、砂時計も置かれていましたが………何に使うのか?
流ノ介が、歯磨きは5分!!とか決めているのかな?
一応、多分………お湯もでるみたい………?
そして、こちらは、待望の!?
第十七幕 寿司侍
イサギツネに妖術を仕掛けられたことに、丈瑠が気付くシーンで使われたお風呂です。
シンケンジャーでは、唯一の入浴シーンでした。
この時丈瑠は、乳白色のお湯に入っていましたよね♪
ちょっと意外な感じがした方も多いのでは!?
ヨモギ風呂とか、柚子湯ならわかるのですが………ミルキーな入浴剤を使用中? A^^;)
まあ、そういう乳白色になる薬草系だったということに、しておきましょうか?
多分、丈瑠専用であろう風呂に、ゆっくりと浸かる丈瑠。
でも、リラックスはできません。途中で、またも外道衆の気配を感じてしまったからです。
しかし、どうにも納得できない丈瑠です。
流ノ介たちも、丈瑠の様子に、何かがおかしいと感じ始めていました。
風呂の丈瑠は、心の中で呟きます。
「まだ感じる」
「いったい、何だ!?」
(感じていたのは、イサギツネの覗きの視線です A^^;)
「それとも………俺がおかしくなったのか?」
一抹の不安を感じつつ、風呂の湯に潜る丈瑠………
というか、子供はお風呂によく潜りますけど………こんな年になっても、丈瑠は潜るんかい!?
ううむ。
これは、逃避行動なのでしょうか?
現実を直視したくない時、ちび丈瑠は、水の中に潜るのが癖だったとか!?
黒子ちゃんにお世話されながらお風呂に入るちび丈瑠。
けれど、服を着たままの彦馬が、脱衣所で、本日の稽古に対する課題を述べ立てる。
そんな時、彦馬に言い返す術を持たないちび丈瑠は、お湯に潜って、聞こえない振りをしていたのでしょうかね。
そんな頃のくせで、毎日一回は、風呂に潜ってしまう丈瑠なのか………?
まあ、それが功を奏したのですかね………
千明あたりが気付かないでしょうか。
「あり?丈瑠はどこで水の中に潜ると、気配が弱まるって、気付いたんだ!?」
と?
一応、風呂場にはシャワーもあります。
シンケンジャー映像内で置いてあったシャンプー&リンスは、ブルーの容器でした。
そして、どうやら丈瑠が身体を洗うのは、ボディシャンプーではなく、石鹸らしいです。
シンケンジャー映像内でも使われていた、すのこと椅子と、桶です。
しかし、どう見ても、お一人様用のお風呂ですので
これは、丈瑠専用風呂と、私は断定させて頂きます A^^;)
本当は、今回で終わりたかったのですが
写真がたくさんあるため、もう一回に分けます。
丈瑠が、刀を振りまわしていた部屋。
丈瑠のお風呂。
どちらも気になっていたところでしたので、すっきりしました♪
2011年 秋 撮影
2012.04.22 UP