春 愁  20






 山の日暮れは早い。
 流三郎の車が別邸に引き返した時、太陽はちょうど山の向こうに姿を消そうとしていた。青い闇が下りてくる。山中の別邸はその屋敷の周囲に何もないため、より闇が濃く感じられる。

 再び、使用人に案内されて通された部屋は、病人のために灯りが抑えてあった。
 そこに足を踏み入れた瞬間、流三郎の足が止まる。さきほどまでいたのと同じ場所かと思うほど暗い影が射す部屋。障子を通した外の薄明かりと、ちらちら揺れる行燈の灯りが、その影をより深いものとしていた。この不気味さは何なのだろうか。この部屋のどこかに奈落の底へと通じる穴でも開いていて、その異次元からの闇が部屋に浸食してきている………そんな風にさえ思えるほど暗い影が、部屋全体を包み込んでいた。
 身震いしそうになる気持ちを振り切って、流三郎は足を進めた。








 病床に横たわる叔父の傍まで密やかに進むと、流三郎は静かに腰を下ろした。
「叔父上」
 流三郎が来たことを知らないはずがないのに目を閉じたままの叔父を、流三郎は見つめた。障子の向こうの青さが漆黒の闇に刻々と飲まれていく。それでも、叔父は瞳を開けなかった。流三郎の胸に微かな疑念が湧く。叔父は流三郎が何を言おうとしているのかを知っているのではないか。そして、流三郎が口を開く前から、それを拒否しているのではないだろうか。
 だが、流三郎の決意は、池波家当主、シンケンブルーを担う者として当然のもののはず。だから流三郎は自らの決意を静かに告げた。閉じたままのその瞳に向かって。
「十八代目志葉家当主様………当代の志葉のご当主様にお仕えするために、私は家を出ようと思います」
 人払いされた部屋に、静かに行き渡る声。しかし、それでも叔父は目を開けなかった。かなりの時が過ぎたように感じた。障子の向こうは、もう完全な闇と化している。流三郎は小さく息をついた。やはり叔父は、流三郎の決意に反対なのだろう。しかし流三郎は池波家の現当主だ。志葉家へ向かうのに、叔父の許可は必要ない。果たさねばならないのは、志葉家家臣としての務め。流三郎は畳に両手を付き、深々と頭を下げた。そして、そっと腰を浮かせる。
 その時だった。
「ドウコクは先代殿により封印された」
 低く太い声だった。流三郎は改めて叔父を見下ろす。
「十年………いや、二、三十年、ドウコクは復活しないだろう」
 叔父がゆっくりと目を開いた。

 ドウコクは封印された。だから今、シンケンジャーの招集は必要ないのだと、横たわったままで叔父は言う。その瞳は暗く、底知れない色をしていた。
 しかし流三郎は、それに首を振る。次兄から詳細な話を聞いていた流三郎は、志葉家先代当主が「封印」の文字を完全に習得できていなかったことを知っている。その不完全な封印が三十年も持つとはとても思えなかった。その半分の十五年も持てばいいほうではないのか。
 流三郎がそう考えていることは、叔父も承知のはず。それでも叔父はそう言い切る。
「家臣の方から勝手にお屋敷に出向くのは許されない。志葉家家臣は、招集された時のみ、殿にお目見えするのが決まり。ましてやお前はまだシンケンブルーとして志葉家に認められておらぬ」
 池波家当主なのに、それくらい分からないのか。流三郎はたしなめられる。それでも納得できないという顔の流三郎に、叔父は言葉を重ねた。
「ドウコクが封印されれば、力の源を失ったアヤカシも激減する。そうとなれば、シンケンジャーの出る幕はない。家臣をシンケンジャーとして招集する必要などないのだ」
 流三郎は思わず腰を浮かせた。
「アヤカシが激減すると言われるが、どれほどに減ると言うのですか?その確証は?」
 声が荒げそうになるのを、流三郎はどうにか堪える。
「例え本当に激減するとしても、全滅するのでなければ意味はありません。たった一度でもアヤカシ出てくれば、世間は大惨事になるでしょう。ドウコクが封印されたことは大きいが、外道衆がいなくなった訳ではない。三途の川の隙間もそのまま。シンケンジャーの出る幕がないとは、とうてい思えません!」
 自制に自制を重ねて、核心には触れずに言ったことばだったが
「そこは志葉家の方で対処してくださる」
 叔父は返答は虚しいものだった。

 志葉家現当主は影武者。
 志葉の血を引いていないのだから、シンケンレッドにもなれない。
 それなのに、今、シンケンレッドのいない志葉家に、戦闘力がないに等しい志葉家に、外道衆との闘いをを丸投げするというのか!?

 こんな馬鹿な話はない。
 呆然とする流三郎だったが、こうなってはますます引き下がれない。
「………それでは………」
 怒りに震えそうになる声で、再度確認する。
「ナナシは!?」
 流三郎は拳を握りしめる。
「ナナシたちは誰が始末するのです!?」
 アヤカシとは比べものにならないとは言え、ナナシも強い。とても生身の人間が対抗できる相手ではないのだ。
「ナナシは一度に何匹も出て来るものです。そういう事態には、誰がどう対処するのです?」
 一歩踏み込んだつもりだった。シンケンレッドになれない影武者に、どうしろというのか!と。
 しかし叔父の口からは意外な言葉が出た。
「………アヤカシさえいなければ」
 叔父はそこで流三郎から顔を逸らした。
「シンケンジャーがいなくともなんとかなろう」
 空虚な言葉だった。そう言う叔父自身、それを信じているようには聞こえなかった。
 池波家の者はそもそもが正直者過ぎる。嘘をつくのがどうしようもなく下手なのだ。

 それにしても、これほど噛み合わない会話があるだろうか。しかし、この裏には、流三郎の知らない志葉家としての事情があった。
 十七代目当主と共にシンケンジャー壊滅状態になった後、まともに闘えるシンケンジャー後継者がいなかったのだ。例え、流三郎一人だけは闘えるレベルだったとしても、他のピンク、グリーン、イエローには、そこまでのレベルに達している後継者がいなかった。
 流三郎に圧倒的な力があれば、流三郎だけでも招集が掛かったかも知れない。実際、この先々代池波家当主であった叔父は、裏ではそれを丹波に進言していた。せめてシンケンブルーだけでも、現当主に仕えさせて欲しいと。当代の殿を守らせて欲しいと。何度も手紙を送っていた。しかしそれはことごとく無視された。それでも諦めきれず、遂には病身をおして出向きまでした。しかしそこで、丹波にはっきりと却下されてしまったのだ。志葉家にはもっと優先しなければならないことがあったからだ。
 それは、志葉家同様、その勢力を根こそぎ殲滅されたに近い、今にも途絶えてしまいそうな家臣の血筋を少しでも多く残すこと。次代シンケンジャー候補の育成だ。池波家も、それを言われると弱かった。流三郎の次のシンケンブルーを見いだせない今、流三郎が出仕してしまえば、後継シンケンブルー候補がこの後出て来たとしても、その者を教育・訓練することができない。それは、流三郎を最後にシンケンブルーがいなくなるということに近い。

「しかし叔父上………」
 流三郎は喰い下がる。
 叔父に口にできない事情があるのは分かるが、それでは今の殿とされた者はどうしたらいいのだ。外道衆と闘う術も持たないだろうに。まるで外道衆への生贄が如き当代当主の在り方を、正義感の強い流三郎は認める訳にはいかなかった。
「今の殿では、ご自分でシンケンジャー招集をかけにくいのではありませんか?せめてこちらの思いだけでもお伝えしては如何でしょうか?」
 言葉にはできない。しかし暗に伝えた。今の殿は影武者であろうと。だから影武者自ら、家臣の招集など掛けられるわけがない。こちらから言わねばならぬのだ。こちらから、歩み寄って守って差し上げねばならぬのだと。それが先代殿のご意思ではないのか、と。
 しかし叔父は首をふる。
「志葉家には、闘いにも外道衆のことにも………全てに精通された重臣の方々が居られる。彼らが必要と考えた時に招集は掛かる。こちらが差し出がましいことを考えるものではない」
 あくまでも家臣は出しゃばるな。志葉家から通達が来た時に、その命に従え………というのが、叔父の意見だった。
「しかし………」
 納得できない流三郎だったが、叔父は告げる。
「お前が今すべきことは、志葉家家臣の家柄である池波家を存続させること。シンケンブルーを担う人材を未来にまで繋げること。それこそが志葉家に仕える家系の者が最もしなければならぬこと」
 この言葉には、流三郎も黙るしかなかった。
「志葉家から、いざ出仕しろと言われた時に、シンケンブルーが未だ育っておりませぬなどとは………ましてや、モヂカラある者がおりませぬなどとは、口が裂けても言えぬのだぞ!」

 流三郎自身、それは分かっている。
 池波家の子供たちに、どうにかしてモヂカラを目覚めさせたい。その方策に日夜、頭を痛めている。
 しかし、モヂカラの才がない者に、モヂカラを目覚めさせる方法があるとは思えなかった。モヂカラは生まれながらに備わった資質、特殊能力だ。子供たちは、上は二十二歳から下は八歳までいる。普通は十歳までにモヂカラを使えなければ、生涯大きなモヂカラは使えないと言われている。さらに十五歳を過ぎてしまっては、モヂカラ発現そのものが難しい。そう考えると、亡くなった次兄・流次郎の十三歳の次男と八歳の流ノ介だけが、辛うじて希望の糸を繋いでいるレベルだ。それでも、シンケンブルーになれるほどのモヂカラを習得できるかは危うい。モヂカラを使える者は、幼くとも自然とそれが発現するはずなのだ………

 モヂカラを使える子供がいない。
 これは、池波家最大の危機なのだ。
 叔父の言葉に、思わず拳を握りしめる流三郎だった。







 暗闇の部屋に、沈黙が続いた。

 流三郎の胸の内を荒れ狂うのは、悪化していくのが火を見るよりも明らかなこの状況に、何一つ手出しできない己の不甲斐無さだった。流三郎としては、出仕を諦めるには納得がいかない。しかし、勝手に出仕しても、志葉家側でそれは断られてしまうだろう。また、池波家の危機的な状態をどうにかしなければならないのも事実だが、叔父の言うとおりに家に残っても、流三郎にできることは何もない。
 考え込む流三郎だった。

 その時、暗闇の中に叔父の言葉が響いた。
「迷っている時間はない」
 流三郎は俯いていた顔を上げた。
「ドウコクが封印されている間に、志葉家とシンケンジャーを立てなおさねばならぬ」
 しかし、叔父の顔は暗闇の向こうに沈んで見えなかった。
「どんなことをしてでも………志葉家とシンケンジャーを立てなおせねばならぬ」
 同じ言葉を繰り返す叔父に、流三郎は苦い笑みを漏らす。

 どんなことをしてでも?
 それは、影武者である現志葉家当主を見殺しにしてでも………ということか。
 この世を外道衆から守るためには、それでもかまわないと言うのか!?

「そして、どんな手を使ってでも、強力なモヂカラを取り戻さねばならぬのだ」
 絞り出すような叔父の掠れた声は、不気味な迫力を持って聞こえた。
 流三郎は闇の中で、力なく首を振る。

 強力なモヂカラを取り戻す?
 強力どころか、モヂカラの才そのものが枯渇しかけているのに?
 そう。まるで水源を失った川のように、モヂカラそのものが消滅しつつある。一人の人間が持つモヂカラの大きさという意味でも、モヂカラの血筋に生まれるモヂカラの才を持った者の数という意味でも、どんどん枯れて行っている。
 叔父上はどんな手を使ってでも………と言うが、モヂカラを目覚めさせる手法などどこにもない。そんなものがあれば、池波家の子供たちのモヂカラもとっくに発現させている。
 それを、叔父上は何を言われているのか。

 ふと疑念が生じた。
 流三郎は闇に閉ざされた部屋の何もない一点をじっと見つめる。
 
 それとも………叔父上や先代殿、志葉家には、モヂカラを得るための、何か秘策でもあるのか?
 いや。策があるならば、ここまで志葉家も家臣も追い込まれはしていないはず。ドウコクとの闘いであれほどの苦戦を強いられることもなかっただろう。強いモヂカラがあったならば………

 流三郎の目が細まる。
 見えない何かを見出そうとするように。

 本当にこれが先代殿のご意思なのか?
 こんな今の志葉家の在り様が?
 影武者を見殺しにするようなことが、この世を守る志葉家の先代当主のご意思なのか?
 もしそうなのだとしたら………何かがあるのか?
 私の知らない何かが、この在り方のどこかに?


 そんな流三郎の胸の内を知ったかのように
「これこそが、先代殿のご意思だ。努努(ゆめゆめ)疑うことなかれ」
 叔父が締めくくった。
 






「叔父上」
 突然の呼びかけに、流三郎は我に返る。
「叔父上!」
 焦れたような声は、流三郎のものではない。
 この『叔父上』は、流三郎の叔父のことではなく、流三郎自身のことなのだ。

 流三郎の周りを取り巻いていた色褪せた世界が、急激に鮮明な色を取り戻す。常に感じていた押し包むような圧迫感も突如として消えた。
 流三郎が声のする方を見上げれば、そこには、十七年前、自分が出仕しようとした際に次代池波家当主に据えようと考えていた最年長の甥が立っていた。

「叔父上、どうかなさいましたか?」
 心配そうに流三郎の顔を覗き込んでくる甥は、もう立派に独り立ちをした歌舞伎役者だ。その上、五人もの子持ちで、子供たちに歌舞伎だけでなく、剣の稽古やモヂカラの稽古を欠かさない池波家の鑑のような存在だった。
「………ああ、いや………少し昔のことを思い出していた」
 流三郎はあの時の自らの心中を噛み締める。

 それが影武者であろうとも、十八代目志葉家当主をお守りするために出仕する。
 あの時の自らの言葉に嘘はなかった。
 しかし………あの時の苦しい状況から逃げたかった………という想いがほんの少しもなかったかと言えば、それは嘘だろう。
 あの時の状況とは、つまり『シンケンブルー後継者がいない。モヂカラを持った者が、一族の中に未だ現れない』ということだ。

   何もかもを投げ打ってしまいたいと思えるほど、あの時の流三郎は追い詰められていたのだ。







「叔父上!!」
 再び思索に入りそうになる流三郎。
「本当にどうされたのです?それとも、もうご存知なのですか?それで何かお考えを?」
 甥の言葉に、流三郎は眉を寄せた。
「なんのことだ?」
「殿が………志葉の殿が闘いで重症を負われた件です。それをご思案されておられるのではないのですか?」
「っ………」
 流三郎の後ろから息をのむ微かな音。
「………それで流ノ介の様子がおかしかったのですか」
 流三郎の妻が青い顔で、身体を乗り出してくる。
 今日、どこかに出かけて家に戻ってからの流ノ介の様子がいつもと違ったのは、このせいだったのだ。ドウコクとの闘いを終えた流ノ介の、春以降続いているいつもの悩みと思っていたが、それだけではなかったということだ。
「殿さまのご容態は如何なのですか?」
「ご容態はわかりません」
 甥は流三郎の前に正座した。
「そうか。しかし………」
 流三郎の表情が険しくなる。
「外道衆の動きが激しくなったとの連絡はない。そんな妖しい空気も流れていない。それなのに………ドウコクを倒したほどの殿が、何故、今、怪我をなさったのだ?」
 流三郎は甥を見つめる。
「そんなに強いアヤカシが出たというのか?ドウコクがいなくなったのに?」
 甥は頷いた。
「アヤカシは出たようです。どれほどの強さのアヤカシかはわかりません。強くはなかったのかも知れません。しかし………」
 そこで言い淀む甥に、流三郎は何か不吉なものを感じた。
「しかし、どうしたのだ?」
「今回の殿のお怪我は流ノ介に関わりがあるようです。ことの発端は、外道衆との戦闘の場に新太郎と勘助が出くわしたことらしく………」
 思いもかけない話に、流三郎の瞳が鋭くなった。
「新太郎らに後々危害が及ばないようにと、シンケンジャーにならないまま殿も流ノ介も戦闘に突入したそうです。さらに殿は終始、生身の流ノ介を庇われて闘っていたとか」
 流三郎は、その話に引っ掛かりを感じる。
「生身の流ノ介………と言うが、今の話だと、殿も生身であられたのであろう?」
 甥は頷く。
「ならば、殿も流ノ介も同じ状態。それなのに、殿をお守りするはずの池波家の侍が、逆に殿に庇われていたと………どういうことだ?」
 いつも柔らかな口調の流三郎の言葉がきつくなる。
「殿は、流ノ介の舞台が近いことを気になされ、流ノ介に怪我をさせまいと考えられたようです」
 これには、流三郎もその妻も青くならずにはいられなかった。
「なんという………まさしく殿のお怪我の原因は流ノ介………ということなのだな」
 甥は再び頷いた。
「新太郎と勘助の稽古場での様子がどうにもおかしいので、二人を別室に呼び、聞きだしました。勘助が扇子を落としたとかで、一度は立ち去った戦闘の場に再び二人で戻っていたため、殿のお怪我の話が出て参りました。新太郎が流ノ介と志葉家の方々の会話を盗み聞いたところと、関係する筋から入手した情報を合わせてみても、流ノ介を庇ったがための殿の大怪我というのは、間違いではありますまい」

 流三郎の憧れのヒーローだった長兄:流太郎そっくりに育ったこの甥は、何ごとにもそつがなく、手回しの良いしっかり者だった。シンケンブルーを出仕させた後の池波家を守る者の役割をいやというほど認識している。もちろん情報収集にも長けていた。そんな甥が間違った話を仕入れてくるはずがない。
「そうか………」
 流三郎は腕を組んで考え込んだ。







 流ノ介の舞台が近いことを気にされたせいで、殿が重傷を負われた。


 これは流ノ介だけの問題ではない。
 流三郎にはそう思えた。

 自分もどこかで期待していたのだから。流ノ介の歌舞伎への復帰を。
 流ノ介は自らの想いもあっただろうが、それ以上に家族や一門の願い、その身への期待を感じ取っていたに違いない。だからこそ、迷いが出た。そして、そんな流ノ介の想いは、志葉の殿にも伝わってしまった。だから殿は………

 自分が、子供たちに何度も何度も教え込んできたこと。
『池波家の男子として、なによりも大事なのは『志葉家家臣』としての己。
 歌舞伎役者などというものは、食べて行くための方便。志葉家家臣として永遠にあるための、仮の生業に過ぎぬ………』
 この大事な教えを、長い歴史から見ればほんの一時の勝利に酔ったがために忘れてしまったのは、流ノ介ではない。自分だ。
 志葉の殿が怪我をされたと言うならば、それは流ノ介のせいばかりではない。浮ついた期待をした自分も流ノ介と同罪なのだ。









小説  次話






2014.10.26


春愁の中でも、一番長い回になってしまいました orz
それなのに、行きたいところまで行きつけなかったぁ (ToT)
次回こそ、殿に行きつきたい………