◆◆ 真田十勇士 観劇感想 UP ◆◆ 2014.01.11.土 ◆◆
あけましておめでとうございます。
どうぞ今年もよろしくお願いいたします m(__)m
昨年はご無沙汰ばかりでした。
今年も、3月いっぱいまでは、いろいろ予定が入っておりまして、同じような状況です。
全てが上手く回っていれば、4月以降は余裕ができるはずです。
そうなるべく、頑張りたいと思います。
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拍手&コメント、ありがとうございます m(__)m
新しく来て下さる方が、絶えないのが嬉しいです。
ようこそ、『宵闇に百火繚乱』へ♪
なかなか更新できないですが、どうぞ、よろしくお願いいたします。
また、いつも来て下さる方も、ありがとうございます。
4月以降は頑張りたいと思います。
でもそれまでも、更新はしたい………です。はい。
sin様
あけましておめでとうございます♪
今年も、トオリミチ、大河、楽しみいっぱいですね。
真田にはもう観に行かれましたか?
私的には、この下の方に記載するような感想を持ちましたが
sin様の感想も、どうぞお聞かせ下さいませ(^^)
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それでは、いろいろと雑文を。
■ シンケンジャー小説本 ■
戦隊のTOPを切って発売。
やはり、終わった今でも(大人)人気があると認めて頂けたんですよね♪
キャラクターは本篇とほぼ変わらない、公式本ですから嬉しかったです。
でも、刑事さんが出てきたり、外国政府が出てきたり、爺の活躍は嬉しいけど………???
リアリティがあるような、でもここまで書いたら普通はこういう展開になるだろうなことはスルー、とか。
シンケンジャーでなくても良い話では?いや、むしろシンケンジャーでない方が自然だろ?とか………
いろいろ考えるところもありました………けれど、充分に楽しめましたよ♪
シンケンジャーファンで、まだ読まれていない方は、買われてもよろしいのでは?
そうそう再販はしないでしょうから、なくなってしまってからでは遅い!!ですよ A^^;)
■ 真田十勇士 ■
さて、今回のメイン、真田十勇士の観劇感想です。
でも、こういう舞台はあとでブルーレイなどが販売されることを学習しましたので、あまり詳細には記載しません。
ネタバレ含みますので、ネタバレ嫌いな方は、以下は読まれないようにお願いいたします。
(ストーリーにはたいして言及していません。主に演出について書いています)
1月7日(火)初演に観劇いたしました。
銀英伝やヘンリー四世でも、初日と千秋楽近くでは、舞台が進化しておりましたので、
今回も初日&後半にチケットを取って頂きました。いつも通り、トプコ先行チケットをたけちん様にお願い。
たけちん様は桃李運がとっても強いので、欲しいと思った桃李チケットは今までは全勝ゲットしているのです(^^)
ホント、ありがとうございます。
舞台初日は、会社が始まってまだ二日目。
そろそろエンジンかけようかとしている同僚を尻目に、そそくさと退社。
渋谷まで30分。フルーティなパンケーキで腹ごしらえ。
そして、いざ懐かしの青山劇場へ!!
開場時間よりも早く開場していたため、劇場周辺に列も人影もなし!
こういう手際の良さはいいですね♪
入場して、まずは3000円の巨大パンフを購入しました。このパンフ、写真が大きいのはいいですけれど
大きすぎて本棚に入りません。それはそれで………かなり迷惑。
「メガブック シンケンジャー 天下御免」より大きいです。とほほ(ToT)
お席はかなり前の方でした。中央ブロックではなかったですが、とても見やすい席。
たけちん様、ありがとうございます〜m(__)m
会場は満席だったと思います。
女性ばかりぎっしり。イケメン俳優どっさりの舞台ですからねえ。
着物姿の方もちらほら。中村勘九郎が出ているからか、正月だからか。でも初春らしくて良かったです♪
私もまだ袖を通していない着物があるので、それを着てくれば良かったかしらん♪
(いや、会社の帰りに来ているんだから、ぜったい無理か A^^;)
開幕15分くらい前に、堤監督が会場の様子を見に来ていましたよ。
さて、舞台の内容です。
シェークスピア『ヘンリー四世』のような舞台ではありません。
舞台芸術を目指した劇と思って観たら、はい〜??かも(笑)
そういう方向性とは、真逆の、「ショー」というのが一番ぴったりくるかな?
宝塚でも、シルク・ドゥ・ソレイユでも、ディズニーランド(笑)でもいいですけど、とにかくショーです。
そういうエンターテイメントな、楽しく笑える、即物的で軽い舞台です。
まあ、ある意味、歌舞伎だってショーですよね。
古典芸能ですけれども、時事ネタや流行だって取り入れます。
そんな歌舞伎にも似て、この舞台も、いろいろな時事ネタをやっていました。
さらに歌舞伎に似ていると思ったところは、殺陣、ワイヤーアクションなど。
スピード感など、どこ吹く風?で、歌舞伎なみに静止ポーズに近いようなものが多かったです A^^;)
その中でも、特筆すべきは、ヒロインのワイヤーアクション。
頑張っていたらしいのですが、お笑いにしか見えなかったですね。
実際、ヒロインの地を這うようなワイヤーアクション中、佐助に『何してるつもり?』みたいに笑われていましたし。
あの演出、後半では止めた方がいいような気がします。いっそヒロインの役者がかわいそう。
ああ、でもね。
仲間になる前、才蔵と佐助がワイヤーアクションで闘う場面は
丈瑠と十臓の四十六幕の最後のシーンのようでしたよ♪
ええ。静止画像みたいでしたってことで、絵面的に良かったです。
それぞれの「俳優さん自身のキャラ」(役柄ではない)に合わせて笑いを取るような演出も多用されていまして
桃李君はとっても素敵なんですが、とにかく終始「イケメン、キラーン」………な役柄演出でした orz
桃李君の演じる才蔵は頭が良くてクールな役柄なのです。
字面だけで見ると、とても素敵な役柄ですし、ビジュアルも、演技もよろしいのですが………
舞台ではそういう役柄を演じると言うよりは、「役柄という設定」を表現しているカンジで………
何言っているのかわからないかも知れませんが
まあ、観れば分かります。全くそのまま、イケメン、キラーンですから。
これ、桃李君が悪いのではなくて、そういう演出なんですわ。
真田幸村も同じですかねえ。
顔だけが良い、冴えない武将?
佐助は………佐助だけは、佐助だったかなあ。
さすが、そこはこなれている中村勘九郎ってこと?
どんな演出でも、自分のものにしてしまっている?
いや、桃李君が特に監督に遊ばれていたんだろうなあ。あのいちいちの演出は。
初日のせいか、勘九郎含めて、セリフは若干かみかみ気味。
まあ、それは仕方ないとしても、真矢みきの着物の裾に引っ掛かって転びそうになるヒロイン(それも忍者のくせに)は、
さすがにまずいだろ………
ヒロインには、各所でひやひやさせられました。
まあ、そういう「ショー」でした。
エンターテイメントショーとして、面白かったです。
最初の三十分は、字幕付きで、本当に役者紹介そのもの。
「メンズノンノ表紙を飾るイケメン」なんて、ナレーターの紹介ですからね。
スタジオライフの「トーマの心臓」で、セリフ?が画像で出てくる舞台を観たことありますが
こちらは、そういうレベルではなく、もうTVドラマオープニング画像状態。
他の登場人物としては、由利鎌之助の加藤和樹や、望月六郎の青木健が良かったですね。
どっちも笑いの中にあっても、シリアス気味な設定でした。
真矢みきは、さすが宝塚!舞台映えするビジュアルでした。素敵でしたよ♪
でも、それぞれの役柄の心情があまりに希薄で、胸には迫って来ないのですよ。
才蔵だって、もっと悩んだり苦しんだり、胸に秘めるものがあると思うのです。
実際、格好つけて眉根を寄せてる表情も多かったのですけど………心情は伝わらなかったですねえ。
これは桃李君の演技のせいではないです。
単に、「まるっとトリック」みたいなショーだったせいでしょう。
だって、トリックで、作中人物の心情が胸に迫ってきた人っていますかね。
私は、トリックではいなかったです。
回り舞台を使ったアクションが凄い!
と前日のTV番組で言っていた(ような気がする?)のですが、まあ………凄かった?………かも A^^;)
う〜ん。時代劇とか銘打っていたような気がするんですけど、コノ舞台は時代劇ですかね。
戦国時代を舞台にしたファンタジーショーじゃないかと。
てな訳で、殺陣もそういうカンジです。時代劇の格好良い殺陣を期待していると面くらいます。
ましてや、福沢さんみたいな格好良い殺陣を期待すると、がっくりします。
何度も書いてしまいますが、演出がTVか映画のようで、
「まるっとTRICK観ているみたい」
でした。
つまり、パロディとコメディと小ネタ満載。
その後ろに、ああストーリーもあったんだよね、そう言えば………みたいな。
一応、どんでん返しのどんでん返し………になってはいるか?
映像多用の演出は、それはそれで一つの手法なのでしょうけれども
(私的には)あまり新鮮な感動もなく、なにも舞台をTV化しなくてもいいのになあ
と感じてしまい(お茶の間で正月特番みているみたい)、
さらに映像による舞台の奥行き感もあるような、ないような。う〜ん。なかった気がするんですけど。
正直、私は銀英伝の舞台の方が、空間の拡がりを感じました orz
映像で舞台いっぱい大映しになった徳川家康のどアップ顔芸は素晴らしかった(笑)ですが
いつホンモノが舞台に出てくるかと期待していたのですけど、映像だけの出演でした。
この「真田十勇士」は
ひとつの完成作品として評価されたい(脚本家&演出家的に)真剣勝負!!な作品と言うよりは
思い付きや試行錯誤の実験中、やってみただけ、「祭りだよ〜ん」というカンジ?
今は未熟でも、千秋楽までに完成されるという意味ではなく、
そもそも監督にとっては通過点というだけの、仕事で(頼まれたから)造ってる作品という臭いがしました。
なんだかガッチャマン映画にも似た臭いを感じたんですよね〜。
日テレ60周年特別企画………だからなんですかね。
ずっと暖めていたものをやりたくてやりたくて、やっと機会を得て作った………のではなくて、
「日テレから依頼来たし、資金も用意してくれたし、ちょっとイロイロ面白そうなことやってみるかな」
という心の声が聞こえてくるような。
だから商業演劇というか、エンターテイメントショーというか………
まあ、確実に言えるのは、「芸術」を創る気はなかったでしょうね。
でも素晴らしいショーだったのです。別に芸術でなくても、いいですよね。
ですから、カーテンコールは3回くらい?
最初は出演者、みんなで踊っていましたよ。かわいかったです。
さらに最後には劇場全体で、スタンディングオベーション。
さて、以上のような舞台ですので、また千秋楽近くに、
桃李君 他 役者様方々の進化ぶりを観に行かせて頂きたいと思います。
桃李くんは、ビジュアルも声も、役の設定も、とっても素敵です。
怪我なく、千秋楽まで行けることを祈っております。
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以上、最後の方はかなり投げやりな感想になってしまいました。
ははっA^^;)
さて、今年は大河も楽しみですね。
パリで撮影した映画も楽しみだし♪
トオリミチ、次の舞台、バチスタ。
露出が多くて、ホント、ファンとしては幸せです(^^)
それでは、みなさまにも素敵な一年でありますように♪